本社の人がお見えになって、焼肉屋さかいの割引券を大量にくださったので、行こうということになり、O常務、I課長代理、同期のY君、とあんこの4人で行くことになった。
Wさんはその日、お姉さんのお引っ越しのお手伝いで有給休暇。
焼肉屋さかいにて・・・
学生時代のバイトについて聞かれる。
あんこ「熱海の旅館です。」
O常務「何をしてたの?」
あんこ「料理を運んだり、いろいろです。」
O常務「まさか・・・。」
はぁ??コンパニオンじゃないだろうなって言いたいんだって察する。
あんこ「仲居さんです。お部屋のお掃除もします。」
コンパニオンだったら何か問題でも??
I課長代理は「冷麺頼んでいいですか?」とO常務に聞いてから注文。
「デブはお腹いっぱいでもおいしく食べられるんだよ♪」と言いながら食べてる。
そんなどうでもいい話しかしなかった。
翌日・・・。
朝のラジオ体操。
I課長代理がY君に「翌朝お礼を言うもんだ」と指導。
Y君、O常務の元に行って「ごちそうさまでした」って言ってる。
1か月ほど経って・・・。
いつも通り、社長がいないときに社長のデスクの引き出しのハンコを押して会議費・接待交際費の申請書を持ってくるO常務。
その一つに、焼肉屋さかいの領収書が付いたものが・・・。
参加した人は
本社の人2名
O常務、I課長代理、Wさん、Y君
の6名。
日付と金額が領収書とあっているかどうか、社長のハンコがあるかどうかをちゃんと確認するようにと、派遣のQさんに教わっていた。
社長が押していない社長のハンコが押してあり、金額もあっている。けど、なぜか日付が1日間違っている。
隣にいるWさんに聞いてみる。
あんこ「Wさん、これ行きましたか?」
Wさん「・・・わからない。」
んなわけねぇだろ。何年も前の話じゃねぇんだよ。本社の人と食事に行ったのを忘れるわけないだろが。つまり、行っていないってことね。この人は常務の犬だから、行ってないって言えない。わかってて聞いたんだけどね♪
で、日付が間違ったまま処理できないので、O常務のところに行き「日付間違っています」と申請書と領収書を差し出す。
どうするのかと思ったら、領収書の日付に斜線を引いて日付を書き直した。
ん??普通そっち?
普通、申請書のほうの日付を直さない??
さかいの店員さんが間違ったってこと??ww
はいはい、そうですか。
席に戻る。
I課長代理がお腹いっぱいなのにおいしく冷麺を食べたあの日は、何日だったかなんて覚えていないから、この申請書が嘘だとは言いきれない。
けど・・・
お店に入る前にO常務に言われたことを思い出した。
「家に電話しなくていいの?」
別に電話しなくていいんだけど、そういわれたから電話した。「ご飯いらないよ」って。
いつもは仕事中にケータイを持っていないけれど、その日は外出したのでポケットにケータイが。
で、その発信履歴の日付は領収書の日付と同じだった。
お会計の時、私はその場にいなかった。割引券はたくさんあったから全てそれで支払ったと思っていたけど、あの割引券には、いくら以上で一枚とか条件が付いていて全てをまかなうことができなかったってことか。
で、やっぱおごるの嫌だから、経費にすると。
Y君はちゃんと「ごちそうさまでした」って言ったのにね。
そんな高級焼肉店じゃないのにw
つづく♪